柑橘精油にご用心

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誰からも好かれるフレッシュな香り

柑橘系は、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、ベルガモット、など丸くて、色は黄色やオレンジ、グリーンの鮮やかな色合いの果物です。

画像を見るだけでも色の効果により気持ちを元気にさせてくれます。

これらの果物は果皮から精油が抽出されます。

とてもフレッシュな香りが特徴です。

抽出方法としては、圧搾、水蒸気蒸留法があります。

圧搾から採られる精油は、果汁を安易に想像できるほど新鮮な香りです。水蒸気蒸留法で採られる香りはフレッシュさは圧搾で採られた香りより劣るものの、開栓してからの使用期間は長く使えます。

注意することは、圧搾で採られた精油は開栓すると半年くらいで使いきってもらうのが理想です。

なぜかというと、蓋の開け閉め、保存の状況などにより酸化しやすく香りが変化してしまうからです。

光毒性について

香りがよく、元気づけてくれる柑橘精油ですが気をつけないといけないことがあります。

それは、光毒性です。対象になる精油を身体に塗布し紫外線を直接浴びることで発疹やひどい場合は水泡ができてしまいます。

フロクマリン類の成分を含んでいるものに対しては光毒性を持っていることが少なくありません。中には例外としてフロクマリン類の成分を含んでいても光毒性をもたない精油もあります。

光毒性のある精油/非光毒性の精油

光毒性のリスクは、光毒性物質の種類と含有量に依存している(精油の安全性ガイド第2版)ということです。

◇一般的によく使う精油で光毒性精油として知られているもの

 ・オレンジ精油(ビター、圧搾)

 ・グレープフルーツ

 ・ベルガモット

 ・ライム(圧搾)

 ・レモン

これらの中には、通常の精油とは別に光毒性成分を取り除いた精油(フロクマリンフリー、FCF)というものがあります。フロクマリンフリーの精油を使用することで光毒性の不安は逃れられます。

しかし、芳香は、同じ精油でフロクマリンを含んでいるものよりも劣るようです。

◇非光毒性の精油

 ・オレンジスィート

 ・マンダリン

 ・ユズ(圧搾、蒸留)

 ・ライム(蒸留)

 ・レモン(蒸留)

 ・ベルガモット(フロクマリンフリー)

まとめ

□柑橘精油は光毒性のあるものとないものがある。

□光毒性がある成分を取り除いた精油がある。(例:ベルガモット(FCF、フロクマリンフリー)

□光毒性を含む精油を皮膚に塗布する場合、直射日光を避ける。塗布後、1時間は最も症状が出やすいので、厚手の衣類でカバーする。

一般的に、リスクがあることを知り、使用法を守ることで安全にアロマのある生活を楽しむことができます。

参考文献:精油の安全性性ガイド第2版

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