スギ花粉の飛散がピークを迎えています。
アロマでの花粉症対策の前に、ご存じの方もおられると思いますが、最近知った情報をひとつご紹介します。
「舌下免疫療法」というものです。アレルゲン(アレルギー反応を起こす原因となる物質、例えばスギなど)となる物質を含む薬を投与していくことで自分の身体にアレルゲンを徐々に慣らしていき症状をやわらげていくという療法です。
5歳から服用可能で3年以上続けることで個人差もありますが、症状が消える、または緩和される方が多いそうです。
花粉症に作用するアロマ
では、本題です。
花粉症に役立つアロマはどんなものがあるでしょう。香りはスッキリとしたものが多くなります。
□ペパーミント
鼻粘液を排出する作用があり、スーッとした香りが鼻づまりをスッキリさせてくれま す。

□ユーカリ(ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス)
2つの香りを比べると、ユーカリ・ラディアータはマイルドでユーカリ・グロブルスはよりスッキリとした香りです。炎症をおさえてくれたり、呼吸器全般に良い作用を与えてくれる成分が入っています。

□ティートリー
上の2種の香りと比べると香りはだいぶん穏やかになってきます。ウッディーの香りの中に少し清涼感のある香りが入っています。
鼻水や鼻づまりの症状を緩和してくれます。また、免疫に働きかけてくれるので感染症予防に有用です。

□カモミール(ジャーマン・カモミール、ローマン・カモミール)
花の姿は似ていますが、精油の香り、色に特徴のあるのがジャーマン・カモミールです。
香りは少し苦みのあるインクのような香りで色は深みのある青色をしています。
ローマン・カモミールは甘みのないフルーティーな香りで少し強めの香りです。穏やかな作用で誰でも安心して使えます。
ジャーマン・カモミール、ローマン・カモミール共に抗炎症作用があります。

□ラベンダー(真正ラベンダー、スパイクラベンダー)
ラベンダーといえば真正ラベンダーが有名で鎮静作用が優れています。
スパイクラベンダーは、鎮静作用は真正ラベンダーにかないませんが、痛みやコリにはこちらの方が優位です。
どちらも目のかゆみなど炎症を和らげてくれるでしょう。

上に挙げたアロマは花粉症だけに作用するだけではなく、気持ちを落ち着けてくれたり、月経痛を和らげたり、集中力を高めてくれたりなど、私たちの助けになってくれます。
どうやってティッシュに1滴落としてマスクの間に挟んだり、目のかゆみがある時は洗面器にお湯をはり、そこにアロマを1~2滴落として蒸気を浴びたり、アロマスプレーを作ったりしてアロマを使っていきます。
◇アロマスプレーの作り方(50㎖)1%濃度
材料 無水エタノール 5㎖、精製水 45㎖、精油(お好みで) 10滴、グリセリン 少量(あれば)

作り方 1.スプレー容器に無水エタノールを入れ精油を落とします。ここでグリセリンも入れます。
2.フタをして攪拌します。
3.精製水を入れもう一度容器を攪拌して出来上がり。
香りを楽しみながら花粉症予防ができればいいですね。