アロマオイルと精油の違い

私たちはストレス社会の中で生きています。コロナ禍で部屋にこもることが多くなり余計に感じておられる方も多いかと思います。

アロマ(香り)という言葉が雑誌、テレビなどで取り上げられるようになりブームのようになりました。アロマ=いい香りというのが定着し、洗剤やボディソープなど日常的に使うものにアロマという文字がはいってくるようになりました。

この頃からでしょうか?アロマオイルという言葉が使われるようになりました。初めてその言葉を聞いた時、「アロマオイルって何のことですか?」と聞き返してしまいました。このホームページではアロマオイルではなく精油(エッセンシャルオイル)という言葉を使っていきます。アロマオイルと精油の違いについて書いていきます。

目次

アロマオイル

「アロマオイル」で検索してみると大手通販サイトの「アロマオイル」の通販ページが上にあがってきます。内容を見てみるとその中には精油も含まれていますが、様々な、例えばフレグランスオイル、アロマオイルという名前のものが出てきます。

フレグランスオイル、アロマオイルの成分を見ていただくと、香料、エタノールなどの文字がでてきます。これらは人工的に作られた香りです。ディフューザーなどで香りを楽しんだり、手作りキャンドルを作ってみたり、香りを落としたものをバッグなどにしのばせてみたり、好きな香りを楽しむことができます。

ディフューザーやキャンドルで香りを楽しむ♪(写真イメージ)

アロマオイルと精油の違い

AEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)のホームページの中では、「精油の正しい選び方」の注意事項として、「アロマテラピーでは100%植物から抽出された精油を使用しますが、「アロマオイル」などの製品名がついているものには精油とは異なる類似品もあるので注意が必要です」と記載されています。

上の文言に追加ですが、100%天然であるという表示で商品名が精油(エッセンシャルオイル)となっていてもありえないくらい安価な値段がついていて、口コミ数がやたらに多いものがあります。内容を見てみると専門的な内容で長文のものがあったりします。本当にこの商品に対する口コミなのか疑ってしまうものもあります。

原産国が書かれていること、成分分析表が添付、表示されていること、蒸留法が明記されていることなどがチェックポイントになります。

精油ではないとわかっていて買われるのはいいのですが、購入の際には注意が必要です。

香りを楽しみたいのあればご自身の好きな香り(アロマオイル、フレグランスオイル、精油)でよいと思いますが、精油を使ってご自身のセルフケア(芳香、手浴、足浴、蒸気吸入、トリートメント)に使われる場合は、よく確認してから購入されることをオススメします。

まとめ

アロマオイルと精油について書いてみました。区別なく考えておられる方も多かったのではないでしょうか?

何を目的にして使っていくのかで考えてみると選びやすいです。

「好きな香りをまとって楽しみたい」のであれば、アロマオイル、フレグランスオイル、精油、なんでもOKです。

「植物や果皮から採れる天然100%の香りを楽しみたい」、「入浴時に浴槽に入れて香りを楽しみたい」、「手浴や足浴に入れたい」、「セルフケアでトリートメントをしたい」場合は精油を選んでください。

精油の原材料は植物、果皮です。これらを圧搾、蒸留などの工程を経て抽出されるものが精油です。1本の精油の中には人にとって有効な成分がたくさん入っています。これらの有効成分が私たちの身体の中に入ることで、自立神経やホルモンバランスを整えたり、気持ちを前向きにしたり、イライラを沈めたりするということが、症例などの実験において証明されています。

物や情報がたくさん溢れている時代です。自分の責任で賢く商品を選び、ストレス社会を乗り切っていきましょう。

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